テキスタイルデザイナー
鈴木マサル
自身のファブリックブランドOTTAIPNUで色鮮やかなコレクションを展開すると同時に、国内外の様々なブランドからもテキスタイルプロダクトを発表。家具や建築空間など、様々なシーンに向けてもデザインを展開している。
東京造形大学教授、有限会社ウンピアット取締役。
https://masarusuzuki.com/
エトヴォスのパッケージをデザインされて、いかがでしたか?
エトヴォスの尾川社長が、僕のブランドの傘を使ってくださっていたことがきっかけで、今年の「ミネラルUVシリーズ」のパッケージデザインのオファーをいただきました。エトヴォスは商品もお店もナチュラルな印象だったので、僕のデザインで大丈夫なのだろうかと最初は心配しましたが(笑)。いくつかデザイン案を出した中で、意外にも一番派手というか、カラフルな絵を選んでいただいたんです。実際のパッケージデザインになった原画は、すべて手書きで仕上げたものです。
ご自身でもカラフルな色をよく身につけますか?
クローゼットの中は色だらけですね。少し無理してでも派手な色を着ている方が、いい感じに気を張って過ごせるような気がするんです。この色とこの色は合うのかなとか、あれこれ考え込んでしまうと着れなくなるので、思考が追いつく前にパッと着てしまいます。服でも小物でもカラフルな色を身に着けていると、ちょっと背筋をのばして歩こうと思ったり、気持ちがチェンジしていくというか。色は、そういうふうに背中を押してくれるものなのかもしれませんね。
どんな色が好きですか?
また、色へのこだわりは強いですか?
暖色の色が好きなので、絵を描く時も基本的には暖色系で描き始めます。そこから青や黄色の色違いも作っていくので、「この柄は絶対にこの色じゃなきゃダメ」という気持ちはあまりなくて。色を明度や彩度のバランスで見ているから、その土台を押さえられたらあとはあまり気にしないし、ほぼ大丈夫だと思っています。
でもきっと、メイクの色決めだとそうはいきませんよね。人の肌も色々だし、ファンデーションのベージュ1色を決めることだけでも凄まじく大変そうです。
でもきっと、メイクの色決めだとそうはいきませんよね。人の肌も色々だし、ファンデーションのベージュ1色を決めることだけでも凄まじく大変そうです。
デザインをする中で
大切にしていることとは?
僕がしていることって、無地のままでも問題がない生地やパッケージに、あえて装飾をするという仕事。飽きずに長く使ってもらうにはどうすればいいのか…と。
やっぱり、何も装飾がない場所では、人って割と生きていけなかったりもするので。嫌なことも少なくない毎日の中で、心のビタミンみたいなデザインになれたらと思っています。
やっぱり、何も装飾がない場所では、人って割と生きていけなかったりもするので。嫌なことも少なくない毎日の中で、心のビタミンみたいなデザインになれたらと思っています。
Masaru’s Favorites
「リラクシングマッサージブラシ」は一言で言うと “衝撃” でした。シャンプーの時に使ったのですが、これまで指ってあまり頭皮に届いていなかったんだなぁと。
気づいたら家族も一緒に使っていて、気持ちいいと評判です。
リラクシングマッサージブラシ