⼿づくりの枠練り⽯けんにこだわる理由
枠練り⽯けんの特徴
機械練り石けんに比べて石けん素地の割合を少なくできるため、「保湿成分」や「美容液成分」を多く配合できる事が枠練り石けんの一番の特徴ともいえます。
また、枠練り⽯けんは⼀定の温度と湿度を保った環境で3度にわけて熟成を繰り返し、その中でも2次熟成は約40〜60⽇間じっくり乾燥させて作られています。製造過程で熟成(乾燥)を繰り返すことで⽯けんに含まれる⽔分やアルコールが蒸発するため、保湿成分の配合濃度がぎゅっと凝縮されるのです。
さらに、熟成期間を置くほど透明度がどんどん増し、まるで宝⽯のような美しい仕上がりになるのも特徴です。
エトヴォスと洗顔の関係
⻑きにわたり枠練り⽯けんを採⽤している理由は、エトヴォスではメイクとスキンケアの間の⼯程である「洗顔」こそ重要だと考えているから。
⽯けんメイクオフをするための洗浄⼒はもちろんのこと、
「濃密なもこもこの泡で洗顔時に⼼地よさ・肌へのやさしさを感じてほしい。」
「キシキシ感やつっぱり感のない⼼地よい洗い上がりで次のスキンケアステップまで気持ちよく過ごしてほしい。」
そんな思いから、保湿成分・美容成分を贅沢に配合するといった、こだわりの処⽅を実現できる枠練り⽯けんを採⽤し続けています。
機械に頼らない昔ながらの⽯けんづくり工程
お客さまのお手元に届くまでの石けんづくりをご紹介します。
STEP 1
中和(けん化)
原料を加熱して、中和・けん化します。
STEP 2
型⼊れ・型抜き・切断
筒枠に流し込んで冷却し、型から抜き切断します。
STEP 3
1次熟成
(約10⽇間)
湿度・温度を徹底管理した乾燥室で1次熟成をし、水分やアルコール成分などを飛ばし石けんの透明度や変化を確認します。
STEP 4
湯浸・湯上げ
ぬるま湯に⼊れ、表⾯をやわらかくします。
STEP 5
表面磨き
STEP4の後すぐに表面をタオルで磨き、表面をキレイに整えます。
STEP 6
成型・型打ち
ひとつひとつ⼿作業でプレスします。
STEP 7
2次熟成
(約40〜60⽇)
熟練の職人がその時の湿度や温度を感知し、石けんの状態を見ながら、細かく熟成期間を調整します。
STEP 8
湯浸・湯上げ
・簡易乾燥
ぬるま湯につけ表⾯をやわらかくし、キズひとつない状態に磨きあげます。
STEP 9
成型・型打ち(2回目)
ひとつひとつ⼿作業でプレスします。
STEP 10
仕上げ磨き
形を整えキレイに磨きます。
STEP 11
3次熟成(最終熟成)(約2〜3⽇)
仕上げ磨きで残った水分を飛ばすために、最後の熟成を行います。
FINISH
検品・包装
最後に厳しく検査し、包装します。
枠練り⽯けんづくりのこだわりQ&A
さらに、肌へのやさしさも考えた保湿成分を選び抜いて配合しているので、洗顔後もつっぱり感のない⼼地よい洗い上がりに仕上がっています。
例えば夏場だったら、暑いし湿気も多いので倉庫内でクーラーをつけることもあるほど。
反対に冬場は寒いし乾燥もしています。
季節によって熟成期間を調整しながら⾒極めるのが何よりも難しいです。
⽯けんは本当に繊細。だからこそ、職⼈の⽬利きによるタイミングの判断が重要なポイントです。
できたての⽯けんや乾燥期間が短い⽯けんはすぐドロドロになってしまいますね。
だからこそ、⽔分を⾶ばすための熟成期間は肝です。
こうしてできあがった「クリアソープバー」は、肌へのやさしさに配慮した処⽅で、うるおいを守りながら、毛穴の奥まですっきりと汚れをオフします。
1⽇の終わりには⽪脂・汗、ホコリや花粉など、さまざまな種類の汚れが肌に付着しています。
だからこそ、毎⽇の洗顔は必要不可⽋。たかが洗顔、されど洗顔なのです。
しっかり汚れを落とし、保湿をすることが何よりも⼤切です。
エトヴォスでは、今までもこれからも変わらずにお客さまに寄り添う⽯けんをお届けいたします。