SKINCARE

外的刺激に取り囲まれる冬、いつも以上の保湿ケアを!

空気が乾き、気温も低くなる冬は肌にとってストレスの多いシーズン。
肌の乾燥はもちろんだけれど、敏感に傾いたり時にはかゆみを感じたり、とトラブルに見舞われる人も多いのでは?
そんな冬のスキンケアを、敏感肌のお手入れや治療に詳しい皮膚科医・石堂育子先生にうかがいました。

POINT!

知ってた?敏感肌と健常肌の「違い」とは

冬のスキンケアを、敏感肌のお手入れや治療に詳しい皮膚科医・石堂育子先生にうかがいました。
「この時期は、エアコンによる乾燥、外気温と室温の温度差や湿度差に肌は振り回されっぱなし。花粉やPM2.5※1といった外的刺激も増えていますので、病院で診察していても、皮膚科に駆け込む方が増える傾向がありますね」と石堂先生。
それでも、敏感肌に傾く人とトラブルとは無縁な人がいるように思えますが、その差は何なのでしょうか。
※1 大気中に浮遊する直径2.5マイクロメートル以下の物質
石堂先生:
「敏感肌のほうが、角層細胞にうるおいをキープするNMF(天然保湿因子)などの成分が不足しているのです。外からうるおいをプラスしたり、それを逃さないようにする油分の膜を形成するといったスキンケアは大切です」

肌を化粧水でうるおすだけでなく、そのうるおいが蒸散してしまわないよう、きちんと油分のフタをすること。乳液やクリームなど好みのテクスチャーでいいので、与えたうるおいを抱え込むひと手間を足すのがポイントだそう。

石堂先生:
「敏感肌は、細胞と細胞の間を埋める細胞間脂質も少なめ。セラミドなどの細胞間脂質をスキンケアで補って、ゆらぎにくい状態に整えてあげましょう」

気をつけて! 肌がゆらぎやすい時期のケア

接触皮膚炎やアレルギーにも詳しい石堂先生におうかがいすると、お手入れ方法を間違って敏感肌になる人もいるそう。

石堂先生:
「ご自身の肌質を把握できていない、というケースが時々あります。たとえば“花粉の時期は肌が荒れて”という方が、検査をしたら花粉アレルギーがなかったという場合も。もともと乾燥肌で、冬の終わりに耐えきれずに肌のコンディションが落ち込んだ状態を、“花粉のせい”と思い込んでいる場合もあります。アレルギーの可能性がある場合は、きちんと検査していただきたいですね」
そしてもう1つが、よかれと思ってスキンケアに励んだ結果、敏感になってしまうケース。

石堂先生:
「特に注意したいのは、洗いすぎ。今はコロナの影響もあるので帰宅してすぐ洗う方もいらっしゃると思うのですが、帰宅して洗い、入浴しても洗って…というのでは肌のうるおいが奪われてしまいます。とはいえ帰宅してすぐお風呂は現実的ではないですよね。帰宅したらぬるま湯で軽くすすぐだけに留め、クレンジングなどしっかり落とすケアはお風呂の中でいいと思います」

また、今はマスクが肌に当たることによる乾燥やニキビが増えているので、さまざまな形のマスクを試すのがおすすめだそう。

石堂先生:
「いつも同じところにマスクが当たると、接触皮膚炎が起こりやすくなります。マスクをつけるのは仕方がないので、その形を変える、布など違う素材にする、といった工夫を。肌トラブルを防ぐ助けになってくれます」

うるおいを逃さない、がっちり保湿のコツ

この時期の肌を守るためにもう1つ教えてくれたのが、うるおいをきちんと肌に留めるスキンケアのコツです。

石堂先生:
「顔を洗った後の肌、お風呂上がりの肌は1〜2分でどんどんうるおいが逃げていきます。特にお子さんがいらっしゃる方などは、まず子供の体を拭いて、自分の体を拭いて…なんてしているうちに肌がカラカラに。そんな場合はお風呂の中で保湿してもいいのではないでしょうか。また、熱いお湯ですすぐと肌が乾燥してしまうので、ちょっとぬるく感じられるくらいの温度ですすぐことも大切ですね」
それでも肌にトラブルが起きてしまったら、先手必勝を心がけるのがベスト。

石堂先生:
「いちど炎症を起こした肌を回復させるのには、どうしても時間がかかります。また、肌が荒れていると薬の吸収率が高くなるので、トラブルが起きた場合は早めに受診すること。早めに薬を使い始めるほうが使う薬の総量が少なく、より早くトラブルを解消できますよ」

石堂育子先生
皮膚科医。社会医療法人景岳会南大阪病院にて、皮膚疾患全般の治療を担当。中でも接触皮膚炎やアレルギーに詳しく、床ずれに悩む方への訪問診療なども手掛けるため、多くの患者さんが信頼を寄せるベテラン。

【病院情報】
社会医療法人景岳会南大阪病院
〒559-0012 大阪府大阪市住之江区東加賀屋1丁目18−18
06-6685-0221

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