アンチ紫外線!UVアイテムの常識と日焼けてしまってからの対処方法


アンチ紫外線!UVアイテムの常識と日焼けてしまってからの対処方法

昨年1月に発表された新基準「PA++++」。それに伴いUV製品も新たな顔ぶれが登場しはじめました。
そもそもPAとは何かご存知ですか? ではSPFは? 夏を迎える前に、勘違いしがちなUVケアアイテムの選び方と、焼けてしまった後のお手入れを再確認しておきましょう。

紫外線には「UVA」「UVB」の2種類がある

まずは紫外線の種類について。大きく2つに分類され、それぞれの肌への影響も異なります。

・UVA(紫外線A波)= シワ、たるみ、シミ
紫外線の90%以上を占めるUVA。波長が長く、皮膚の奥にまで届くため、コラーゲンなどを作り出す細胞そのものに影響を与えます。大量に浴びてしまうと、将来的にはシワやたるみを招くことに。また、メラニン色素の合成を促すため、シミの原因にもなります。

・UVB(紫外線B波)= シミ、そばかす、赤みを帯びた日焼け
波長が短く強いエネルギーを持つUVBは、肌の表皮に影響を与え、「サンバーン」というやけどに近い状態を引き起こします。また、メラニン色素が沈着することで、シミやそばかすを引き起こします。

日焼け止めの表示を読み解く

日焼け止め製品に表示されている「PA」と「SPF」。まず「PA」ですが、UVAから肌を守り、肌が黒くなるのを防ぐ指数を表しています。「+」の個数で強さを表示し、現在は4つが最高値です。

「SPF」は、肌に何もつけていない状態より、どれくらい日焼けを遅らせることができるかを表す数値です。SPF1あたり20〜25分遅らせることができます。つまり、SPF30であれば20分×30で600分、つまり10時間持続するという意味になります。とはいえ日焼け止めは、汗や服などに擦れることで思っているよりも落ちやすいもの。まめな塗り直しが肝心です。

数値が高ければ高いほどイイ?

確かに、数値が高ければ紫外線のカット率も高くなります。特に海やプール用とうたわれたウォータープルーフタイプの日焼け止めは、効果が高くなる一方で、肌への負担も増すもの。専用のクレンジングを使わずに石けんで洗っただけではしっかり落ちておらず、肌にまだらに残り、翌朝も白い部分が残っているなんてことも……。紫外線を防いでも肌に悪影響を与えるようでは、本末転倒ですよね。

乳液タイプにスプレータイプ……何を選ぶ?

日焼け止め製品の数値の意味と肌への影響がわかったところで、シチュエーションに添った選び方を考えてみましょう。

乳液タイプにスプレータイプ……何を選ぶ?

家の中で洗濯物を干したり、窓際で過ごすくらいであれば、化粧下地に紫外線カット効果のあるものを使用したり、低めのSPF15〜20 PA++程度で問題ないでしょう。すっと肌になじむジェルタイプであれば、白残りの不快感がありません。

通勤や買い物などで外出する場合は、SPF30 PA+++を。ジェルタイプでも構いませんが、あまり塗り直しできないなら、肌に吸着しやすい乳液タイプのほうがいいかもしれません。

海やプール、汗を流すスポーツなどをするときはSPF50 PA++++を選び、まめに塗りなおしましょう。ただし、肌への負担も大きいので、クレンジングでしっかりと落とすことを忘れずに。

スプレータイプはサブアイテムとして、塗り直しの時に使うと便利です。ムラがでやすいので、まんべんなくふりかけるように気をつけてくださいね。

運命の分かれ道! 日焼け後のケア

日焼け止め製品を用意しておらず、やむを得ず日焼けをしてしまったら……? すぐに応急処置を! すばやいケアが後々の肌を守ることになります。次のステップを踏みましょう。

運命の分かれ道! 日焼け後のケア

1.まずは冷やす
やけどをしてしまったら患部を冷やすように、日焼けをしてしまっても、まずは冷やすことが大切です。氷や保冷材ではなく、水で濡らしたタオルを肌にそっとあてて冷やしましょう。

2.いつもよりもたっぷり保湿
なるべく低刺激の敏感肌用などの化粧水でしっかり保湿をしてあげてください。乳液は、油分の少ないものを薄く伸ばす程度にとどめましょう。

3.内側からの水分・ビタミン補給
日焼けをした日は、外からの保湿だけではなく、水をたくさん飲んで内側からも水分補給を。食品からビタミンCを摂取して、アフターケアすることも大切です。ナス、トマト、きゅうりなどの夏野菜は、日焼け後に不可欠なビタミンCが豊富なので、積極的に摂取しましょう。

日焼け後にやってはいけないこと!

・化粧水でパッティング
日焼け後の肌は軽いやけど状態なので、普段よりデリケート。両手やコットンで化粧水を叩き込むようなパッティングは、絶対にやめましょう! シートマスクで覆うように、ゆっくり保湿液を浸透させることはOKです。

・刺激を与える
肌を露出する季節なので、ケアをしたい気持ちもわかりますが、スクラブや脱毛なんてもってのほか! 剃毛も肌に刺激を与えますので、日焼けの炎症がおさまってからにしましょう。

・必要以上の油分を与える
肌が熱を持っているときにオイル系で保湿をしてしまうと、熱がうまく放出されないので、油分の与えすぎに注意してください。

美しく白い肌は、日々の丁寧なケアがあってこそ。今年の夏は日焼け止め製品を正しく選んで使用し、アフターケアも万全に行って、肌をやさしくいたわりましょう。

参考:
「PA++++」とは?