そのファンデ、マスカラ、大丈夫? ウォータープルーフの危険な落とし穴


そのファンデ、マスカラ、大丈夫? ウォータープルーフの危険な落とし穴

汗や水に強い、ウォータープルーフコスメ。「water(水)」「proof(防ぐ)」に由来していて、つまりは防水加工が施されている、という意味。化粧品では、化粧下地、ファンデーション、BBクリーム、アイシャドー、アイブロウ、アイライン、マスカラ、日焼け止めなどさまざまなものがありますよね。
ところがこの一見便利なアイテム、気をつけて使わないと肌トラブルやまつ毛の抜け落ちを引き起こす恐れが!?
お化粧ポーチの中身をチェックしながら、愛用コスメの成分についてみていきましょう。

ウォータープルーフ処方に人気が集まる理由とは

ウォータープルーフタイプの化粧品は汗や皮脂の多い夏は特に人気。毛穴から出る皮脂や汗によって化粧崩れが起こるため、ウォータープルーフの下地やリキッドファンデーションを使うことで化粧もちがよくなります。また、長時間紫外線を防いでくれる日焼け止めにもウォータープルーフのものが多く、こういった化粧品を毎日使うことで肌の状態によってはトラブルを起こしてしまう方も多いのではないでしょうか?確かにカバー力も持続力も格段にアップするウォータープルーフ処方の化粧品は重宝しますが、それは肌にとっては負担になることを知っておいていただきたいのです。

ウォータープルーフ、その主成分は「シリコン」

ウォータープルーフが水や汗に強く、長時間崩れずに肌に密着しているその理由は、「シリコン」にあります。シリコンとは、合成樹脂などを原料にしていて、ウォータープルーフの効果をだすための成分。触った感じがツルッとした使用感が特徴です。ノンシリコンシャンプーやボディソープが人気ですが、これらの商品はその名の通り、シリコンを使用していない商品というわけです。
一口にシリコンといってもその種類はさまざま。お手持ちのウォータープルーフ化粧品の美容成分を見てみましょう。

・ ジメチコン
・ ジメチコノール
・ シクロペンタシロキサン
・ シクロメチコン
・ アモジメチコン

こういった表記になっているものはすべてシリコンです。ファンデーションやマスカラの持続力を増やすと同時に、皮膚への密着を高める働きをします。

肌に密着すればするほど、トラブルの引き金に⁉

ところがこのコーティング効果。確かに化粧崩れがしにくく、便利なアイテムではありますが、密着度が高いほど、1度肌につけると簡単には落ちてくれません。オフするには洗浄力が強いクレンジング剤が必要不可欠。ところが、強力なクレンジング剤は合成界面活性剤濃度が高いものも多いため、肌に必要な皮脂や有効成分までも落とし、バリア機能の破壊につながり、敏感肌になってしまう可能性も。
人気のウォータープルーフマスカラにおいても、水にぬれても落ちないかわりに、まつげへの負担も大きくなります。また専用のリムーバーによる肌への負担も避けられません。

女性にとってシリコンは敵? それとも味方?

こうしてみると、「シリコンは危険、ノンシリコンは安全」とう図式があるように見えますが、言葉、商品の裏側にある本当の意味をきちんと理解している人は意外と少ないかもしれません。
シリコンそのものの安全性に問題があるわけではありません。

シリコンが入っていないだけで成分の安全性を保証するものではありませんし、安全とされるオーガニック商品も日本では規定はありません。また、シリコン入りのオーガニック製品というのもたくさんあるのが現状なので、商品を選ぶ際は配合されている成分をきちんと見極めることが大切です。美容成分表示を見るだけで判断しきれない部分は、商品購入者のレビューをチェックしましょう。店頭で美容部員さんに相談することもおすすめです。

とはいえ、ウォータープルーフコスメは、長時間メイク直しができない時や、海やプール・スポーツなど、シーンによってはとても重宝するアイテムです。
普段はお肌に優しいミネラルコスメを使用し、TPOでウォータープルーフコスメを使い分けるなどの工夫で、お肌をいたわるメイクを心がけてみてはいかが?

photo credit: Helen Thomas Photography via photopin cc